皆さん、どうも!インドネシアについての記事担当のプトロです!
今回の投稿は3回目の『インドネシアにおける大学特集』になりますが、今まで紹介させていただいたインドネシアにおける大学についてはいかがでしょうか?少しでも分かっていただけるかと思いますが、これからも紹介する大学がまだ沢山あります!
まずは、「Massachusetts Institute of Technology」(MIT)とういうことはおそらくご存じでしょう。インドネシアでもMITの存在と似たような大学があり、その名は「バンドン工科大学」なのです!
バンドン工科大学は元々オランダ植民地によって1920年に設立されましたが、実際に大学として開かれたのは1959年でした。その大昔には、バンドン工科大学はインドネシアのたった一つの工学教育を提供する大学であり、インドネシア大学およびガジャ・マダ大学と同じく一番歴史を持っている大学です。
インドネシア語:Institut Teknologi Bandung (ITB)
英語:Bandung Institute of Technology
日本語:バンドン工科大学
本部所在地:バンドン市 (https://goo.gl/maps/KnWYfp9FbSWJJRhN6)
設立:西暦1959年
学生数:約14,320(学部生)/ 約4,776(学院性)
学部数:13部
ホームページ:https://www.itb.ac.id/
最新の「QS世界大学ランキング」(https://www.topuniversities.com/university-rankings)によると、バンドン工科大学はアジア内で第73位だそうです。しかし、インドネシア国内ランキングでは常にトップ3位の大学として認められ、なんとアメリカの「ハーバード大学」よりも入学が非常に厳しいです(ハーバード大学の入学率は9%であり、バンドン工科大学は4%)!さらに、日本の「東京大学」、「京都大学」かつ「慶應大学」との連携もできており、アジア内における国際連携が非常に進んでいます。インドネシア第1代大統領、スカルノ氏やインドネシアの最もお金持ちのビジネスマン、アブリザル・バクリ氏などは、バンドン工科大学の卒業生の一部です。
バンドン工科大学は13学部を経営しており、この中では工学部とビジネス学部がインドネシアで最も高く評価されている学部です。インドネシアにおける他大学と同じく、一般の学部課程が4年間制度となります。国内でも最も厳しい4年間だと知られていますので、ここから無事に卒業した人たちはまるで天才だと言えます。
バンドン工科大学が出版された「卒業生進路研究」の平成30年度結果によれば、約95%の卒業生がインドネシアで就職したかインドネシアに残るそうです。その一方で、海外に行って就職する卒業生はたった5%のみです!すごく少ないですね。。。
しかし!その5%の中で、最も大きい割合を占めるのが。。。日本で就職する卒業生なんです!なんと私もびっくりしました (笑)
他のインドネシアの大学と違い、バンドン工科大学の学生に対して日本は人気な就職先だそうです。その原因は、先ほどの「卒業生進路研究」結果には載っていませんが、おそらく「工学」という分野がキーワードだと思います。インドネシア人にとって、日本は先端技術を持っている国です。そのため、技術や機械などのイメージが強く、工学部の学生にとって日本は憧れの行き先です。
だが、先端技術といえば、アメリカなども確かにいますが、なぜ日本が一番でしょうか?もしかしてそれはバンドン工科大学の「日本文化部」の存在だからです!
バンドン工科大学では、文系の学部が非常に少なく(美術学部とビジネス学部に限る)、外国語の学部が存在しないわけです。それにしても、「日本文化部」という部活があるというのは少し意外でしょう?インドネシア大学かガジャ・マダ大学なら、こういう日本文化部があっても、ほとんどは日本語学部の学生によって設立されたと思われてしまいます。なので、こう見たら、バンドン工科大学の学生は工学の知識を持った上で、日本文化または日本語にも関心が深いと言われるでしょう。バンドン工科大学の皆さんはもしかして日本で就職する希望が高いですよね!私もすぐに聞きたいなー
以上、本日のインドネシアにおける大学紹介です!バンドン工科大学は本当に素晴らしいインドネシアの大学で、日本でも活躍している卒業生は既に存在します。これからも日本へより多くバンドン工科大学の卒業生が来るよう、祈ります!
次回までの特集投稿はお楽しみにしてください!
PUTRO RADITYO HARYO (プトロ・ラディティヨ・ハルヨ)