こんにちは、ベトナムから来た留学生のアインです。
初めて日本に来たのは2010年3月、広島県の高校で交換留学生として10カ月勉強しました。その後、国に戻って、ベトナムの大学に入学しました。そこで1年間勉強し、ローソン奨学生として、2012年4月に再び来日し、日本語学校を通っていました。2013年に大学に入り、経済学を専攻に、現在は大学院で勉強しています。
そういった不思議な進路を歩んできた僕は日本で暮らすことが大好きです。勉強やアルバイトなどでとても忙しいですが、週末にラーメン一丁を食べたらすぐに元気になります。
今日は6年間日本に住んでいる僕は日本のおかしいと思うことを4つ皆さんに紹介します。
①ラーメンを食べる時の音!
僕は日本のラーメンが大好きで、バリカタ細麺が大好物です。大盛りのラーメンを食べたらテンションも大盛りになります!
しかし、初めてラーメン屋に行った時、すごく気になったのが、日本人がラーメンを食べる時の「吸って食べる」あの音です。
ベトナムでは、麺類で有名なフォーがあります。しかし、日本と違って、フォーを食べる時に音を出すことはマナー違反です。
世界を広く見たら、「音を立て麺を食べる」のは日本、韓国、中国(一部)です。「音を立てない」のは、東南アジア、米州、欧州、オセアニアです。中東やアフリカについての情報がありませんでした。
外国人がシズシズとラーメンを食べるのを見ると、ラーメンの食べ方が違うじゃないかと違和感を感じる日本人が少なくないでしょう。僕は2年前、日本人の友達とアメリカに行った時、スパゲッティを食べているアメリカ人の姿を見たら「音出さず、なんか全然美味しそうに見えないね」と友達が言いました。「いやいや、ここは日本じゃないだろ!!スパゲッティだし!!」
僕はその音にもう完全に慣れました。実は今の僕も日本人のように音を出します。この間、一時帰国の時、フォーを食べて音を出したら母親に激怒られました...
②日本人はマスクが大好き!
そう考えている外国人がいっぱいいると思います。学校、職場、コンビニ、駅内、街中、どこでもマスクをつける日本人の姿が見えます。
ベトナムでは、街の中にマスクをつける人もいっぱいいますが、バイクの排気ガスのためか健康的な理由だけです。海外でも、「マスク着用」=「病人」のようなイメージが強いです。
日本では、「今日化粧し忘れた」や「一種のファッションだよ」という理由もあります。特に、若者には「人と話さないで済む」「顔を見られずに済む」という声もあります。
ポジティブに考えれば日本人は自己管理や予防意識が高いですね。
僕の場合もこの3年間に春季によくマスクをつけます。しかし、ファッションとかではなく、「花粉症」のためです(外国人は日本に来て数年経ったらよく発病するらしいです)。
③居眠りが上手な日本人!
僕は残念ながらこれをどう練習しても、日本人に勝てないです。
日本に来た外国人がよくびっくりしたのが、職務中や電車や公共の場で居眠りしている人が多いことです。日本で、居眠りは勤勉さの象徴で、職場での居眠りは、一生懸命働いている証なので、公認されているという声もあります。
だが、授業中とかで居眠りする学生は真面目に勉強していると言えないでしょうね。
更に、居眠りは治安のいい日本の象徴です。犯罪率が低いから、電車で安心して居眠りする日本人に羨ましいと思う外国人がたくさんいると思います。電車で爆睡しても何も起こらない、食堂で席を取っておくのに机の上に携帯電話を置いても大丈夫だという国は日本以外にないと思います。
④「社会人」という言葉!
「社会人?」「うん?」と思う人もいるかもしれませんが、僕はこの言葉の意味がどうしても分かりません。
今は丁度4月ですね。日本には4月に新会計年度が始まり、社会全体の変化が見られ、その一つの変化としては「新社会人」です。
僕は日本語を学び始めてから、どうしても「社会人」という言葉を理解できません。
「どうして学校を卒業して働いている人たちだけ「社会人」と呼ばれるのか?」とずっと考えました。
学生は、バイト代という収入から、買い物したり、デートなどもします。
お年寄りは、年金という収入から、海外旅行したり、ボランティアなどに励みます。
小さい子供は、お小遣いという収入から、コンビニでうまい棒を買います。
そういった人たちは消費者か生産者のどっちかの枠の中に入っていて、自分なりに社会に貢献しているのに、社会人として認められないのはおかしいです。
言葉から考えるに、「社会人」は社会に属している人のことです。社会に属していない人なんていないと思います。
英語かベトナム語にはそれぞれ"Member of Society"と"Người xã hội"と訳しますが、意味が違うか全く不意味の言葉です。
つまらない記事に最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
次回はベトナムの可笑しいことを紹介しようと思っています。
ただ、いつになるか分からないですが...お楽しみに!
LE THAI ANH (レー・タイ・アイン)